空港から、荷物を置く間もなくホテルへ向かいました。今日は、年に一度の報告会があります。
進行は、Parasaiyoが担います。今年1年の報告をするのも、CMSPに財務の話をお願いするのも、こちらから動きます。支援している側が、自分から「見せてください」と言う。
当たり前のようで、あまりない光景だと思います。
配られた資料に、「Parasaiyo」の文字を見つけました。タガログ語です。「PARA SA(〜のために)」と「IYO(あなたに)」を合わせて、「FOR YOU」。2000年、団体ができたときのメンバーが名付けました。支援先の子どもたちに、まず名前で親しんでもらいたかったからだと聞いています。(詳しくはこちら)
報告会が始まります。まずParasaiyoから、今年1年のイベントの実施状況と、集まった収益。そして、今年1年チームを引っ張ってくれたリーダーの紹介。
この日の司会は、54歳と16歳のコンビ。
親子ほど歳の離れた二人が、並んでマイクを持ちます。
年齢も立場も関係なく、できる人がやる。
これもまた、Parasaiyoならではの光景です。
次はCMSPの番です。財務報告書が出てきます。
Parasaiyoが届けているお金は、CMSPの運営費とは別の財布に入っています。学業支援だけに使う、と決まっているお金です。
だから、Parasaiyoの口座から出たお金が何に使われたか、毎年ここで報告してもらいます。渡して終わり、にはしません。
そしてこの日、部屋にはもう1組、いつもとは違う顔ぶれがいました。
この支援を受けて大学に進学した卒業生たちです。
お礼を伝えたいと、わざわざ来てくれました。
報告が終わると、8つのテーブルに分かれます。代表、元代表、スタッフ、在校生、卒業生。それぞれのテーブルで、熱のこもった話が続きました。
数字の報告だけでは、この日は終わりませんでした。
報告会が終わっても、まだ今日は終われません。
明日、子どもたちに渡すもの、見せるもの。ひとつずつ確認していきます。日本で準備しきれなかったものも、ここで仕上げます。
朝からのフライト、長い報告会。正直、体はもう限界に近いです。
それでも、手は止まりません。明日、みんなの顔を見たときの表情を想像しながら、準備を続けます。
その顔に、また明日会えます。