日曜日は、礼拝から始まります。
CMSPはプロテスタントの施設です。歌い、祈り、聖書のことばを聞く。静かな、でも背筋が伸びる時間です。
今年のSunday Serviceで牧師を務めてくれたのは、昨年の25周年に引き続き、卒業生のひとりです。
彼は今年、大学のPastorコース(5年制)を卒業したばかり。
小さい頃はとかげを追いかけ回していた子が、立派な青年になり、いまはProductive Member of Societyとして活躍しています。
その姿をこうして見られるのも、長年、関わり続けてきたからこそです。
Parasaiyo自体は、キリスト教の団体ではありません。それでもCMSPは、そのことを理解した上で、私たちを礼拝に迎え入れてくれています。
Sunday Serviceが終わると、CEOプロジェクトの時間です。
CEOとは、Chief Educational Officerの略。Parasaiyo発の造語です。
専門学生・大学生・大学院生が、5ヶ月かけて教育プログラムをゼロから開発し、この日、現地の子どもたちに届けます。(詳しくはこちら)
子どもたちに、いろんな非日常を
経験してほしい。
今年、中高生に向けて用意したのは、「夢の職業」から逆算するワークショップ。
その仕事に必要なスキルを一つずつブレークダウンし、いま自分にできることは何かを考える。夢の職業に、一歩近づくための時間です。
その裏では、小さい子たちのための時間。
宝探しや、だるまさんが転んだ。中高生の真剣な表情とは対照的に、はじけるような笑顔が並びます。同じ時間に、ふたつの表情が生まれます。
激励式です。
今年度末に卒業する子どもたちを、激励する会です。
卒業式には、まだ早い。
でも、次に会えるとは限りません。
進学先によっては、来年からはもうここに通わなくなる子もいます。だから今年は、この子たちに焦点を当てます。
ひとりずつ、名前を呼ばれます。
来年、卒業するのは4人です。
CMSPでは、問題行為があると注意を受け、それが続くと退所になります。今年の卒業生にも、脱走を試みた子、小さい頃に行方不明になってスタッフ総出で探したら、ベッドの下で眠ってしまっていた子。いろいろありました。
その彼らが今は、卒業後の進路に向かって、真面目に毎日を送っています。
激励式でも、この後のお別れ会でも、必ず聞かれることがあります。
「来年も来る?」
Parasaiyoの答えは、26年間変わりません。
Maybe. I will try.
「また来るね」とは、約束しません。(詳しくはこちら)
子どもたちと会えるのは、年にこの土日2日間だけです。
たった2日のために、
1年を待っている子もいます。
この2年で、30人近い子どもたちが新しく入所しました。
その子たちにとって、別れはとても悲しいものです。楽しかった2日間。また会える保証のない、
日本から来たお兄さん、お姉さん。ここでまた、置いていかれる。
逆に、CMSPのお兄さん、お姉さんたちは、
笑顔で手を振ります。
「I'll try」「Maybe」としか答えないメンバーの言葉の奥に、26年ぶんの絆があることを、
子どもたちは知っているからです。
また来ると信じてもらいながら、
言葉にはしない。