26年間の変化と、変わらないもの
累計100人以上、支援総額9,000万円超。数字の意味を、改めて考える。
こんにちは、ParasaiyoのSteveです。
2000年。Parasaiyoがフィリピンへの支援を始めた年です。あれから26年が経ちました。世界はかなり変わりました。フィリピンも変わりました。でも変わらなかったものもあって、今日はその話をしようと思います。
(2000年〜)
(2015年時点)
2000年頃、1円は約0.5ペソに換算できていました。今は約0.38ペソ前後です。同じ1万円を送っても、当時より1,000〜1,500円分ほど現地で使える金額が少なくなっている計算になります。
為替だけじゃない。フィリピンの物価も上がっています。2026年に入ってから、前年比で7%を超えるインフレが続いています。食料品は6%、交通費は20%以上の上昇です。送る金額が目減りしながら、現地の物価が上がっている。二重の意味で、支援の実質的な価値が下がっている状況が続いています。
フィリピン全体の貧困率も変わりました。2000年代に比べると、国全体の貧困率は着実に下がってきています。ただ、世界銀行の基準で見ると、今もフィリピンの人口の半数以上が貧困リスクにさらされている状態です。改善はされてきた。でも道半ば、という言葉が正直なところかもしれません。
その26年間、Parasaiyoは支援を続けてきました。
イベントを企画して、参加費を集めて、銀行に行って送金する。特別なことをしているわけじゃない。でもそれを続けてきた。
支援を受けた子が大学を卒業して、自分の仕事を持つようになった話を聞くたびに、続けてきてよかったと思います。それが一人ではなく、少しずつ積み重なってきています。
2015年時点で、支援した子どもたちの85%が職を得ています。卒業生たちが自らネットワークを作り、後輩たちを支援し始めているケースもあります。支援が次の支援を生んでいる、という構造が少しずつできてきているような気がしています。
2010年
2015年
Parasaiyoには2本の柱があります。一つは現地を訪れて子どもたちと直接交流する心の支援。もう一つは進学費用を届けるお金の支援。この2つをセットで続けてきたことが、Parasaiyoの形だと思っています。
続けてきた理由を一言で言うなら、「始まりがあったから続いている」だと思います。2000年に大学進学を打ち切ろうとしていたCMSPに偶然訪問して、偶然支援が届いた。その偶然が今もここにつながっています。
2025年
2025年
Parasaiyoでは毎年この時期、進学する子どもたちを支援するためのクラウドファンディングを行っています。「シーズナルパートナー」と呼んでいる、フィリピンの新学期に合わせた単発のプログラムです。詳しくは寄付ページをご覧ください。