CMSPには、4つの拠点があります。Parasaiyoが毎年訪問しているのは、そのうちのひとつ、ナイクの施設だけです。「なぜ、ナイクだけなのか。」今日はその話をしようと思います。
お金は、見える場所に届けたい
Parasaiyoの活動には、二つの柱があります。ひとつは経済的支援。もうひとつは精神的支援です。
経済的支援は、毎年のイベント収益などを通じて集めたお金をCMSPに送ること。精神的支援は、毎年8月にメンバーが自費でフィリピンへ行き、子どもたちと直接会うこと。
この二つの柱は、同じ場所に向いている必要があると、Parasaiyoは考えています。
お金を届けている場所に、自分たちも行く。会いに行く子どもたちのために、お金も届ける。どちらか一方ではなく、両方が重なる場所。それがナイクです。
別の言い方をすると、Parasaiyoは「見えない場所への支援」を得意としていません。送ったお金がどこでどう使われているか。そこに暮らす子どもたちの顔が、自分たちには見えているか。そこを大切にしてきた団体です。
財布を、別にしてもらっています。
CMSPへの送金には、お願いがあります。「ナイクの子どもたちの学業支援に使ってください」という指定です。
CMSPは複数の拠点を持っているので、送金を受け取ったあとの配分は、本来CMSPが判断することです。ただParasaiyoは、自分たちが毎年会いに行くナイクの子どもたちのために、財布を別にしてもらうようにお願いしています。
これがいつから始まったのか、正直なところ記憶が曖昧になるほど、自然にそうなっていきました。気づいたらそうなっていた、というのが正確かもしれません。
ただ、気づいたらそうなっていた、ということは——それがParasaiyoにとって当然のことだったということでもあると思っています。