2016年のツアーは42名のメンバーで訪問しました。
2日目は台風のような大雨が降ってきて、どうなることかと思いましたが、1時間ほどで雨が止み、無事に予定をしていたマニラでのバスケットボール試合観戦に子どもたちと行くことができました。
また、今年の子どもたちへのサプライズプレゼントは日本のてぬぐいでした。オリジナルデザインで、子どもたちが毎年とても興味を持ってくれる日本語の漢字をたくさん並べたもの。「友」「愛」「絆」といったよく使う言葉を読み方と意味を添えてプレゼントしました。着け方はハチマキスタイルが気に入ったようで、みな頭に巻いていました。
その他に今年は「ダンス教室」「工作教室」「科学実験」など子どもたちと一緒に学びながら遊ぶコンテンツや、パラサイヨメンバーが2チーム対抗で行う「紅白出し物合戦」などで子どもたちに歌・ファッション・日本のテーマで出し物を見せました。紅白歌合戦にはパラサイヨの2チームに児童養護施設(CMSP)の卒業生にも加わってもらい、一緒に出し物の練習をするなど、これまでにない時間を持つこともできました。
さらに卒業生たちとは、その後ミーティングを2時間弱設けて今後の私たちの活動について、自由な意見交換をしました。私たちの支援がスタートして16年の間に児童養護施設(CMSP)を卒業したメンバーが中心となって作る「ハーベスト」というチームです。彼らも社会人になって、自身の育った児童養護施設(CMSP)への貢献を考えており、年間で何回かのイベントをフィリピンで行っています。今後パラサイヨと共にどんな支援ができるのか、どんなことが子どもたちにとって意味があるのか、など幅広い話をすることができ、今後もこういった場所を継続的に持つことが大事であると感じたツアーでした。
日本で日々ご支援や応援いただいている皆様、ありがとうございました。