2017年の訪問ツアーは39名のメンバーと一緒に3泊4日の訪問を行いました。また、5名のメンバーは2日ほど前入りして支援する施設が別の地域で運営する小学校の見学に訪れたり、10名のメンバーは延泊して日常の子どもたちの生活の様子に触れたりしました。
フィリピン到着の夕方から、支援先の児童養護施設の代表やスタッフや卒業生たちとともに、この1年の施設の変化やフィリピンの教育環境や国の制度の変化などについて意見交換を行い、私たちが今後どのような支援をしていくことができるのか、などをじっくりと話し合いました。
児童養護施設では、今年も様々なコンテンツを用意して子どもたちと一緒に楽しみました。タップや手拍子で体で音を刻む「ボディビート」や、2200個の水風船を2チームで投げあう「Water Balloon Battle」や、ダンボールとクリアファイルで飛行機を作る「工作教室」や、大学生が中心になって作った「職業体験プログラム」まで、2日間を通して多くのコンテンツを実施しました。
子どもたちからの歌やダンスのプレゼンテーションも毎年のことながら、すばらしく、私たちの訪問のために一生懸命練習をしてきたのであろうな、と想像するだけでも胸が熱くなりました。今年は10名の卒業生が大学や専門学校に進学するため施設を離れます。その卒業生を激励する「卒業式」もツアー中に実施し、10名の卒業生のスピーチをパラサイヨメンバー全員で聞くことができました。
また、支援している児童養護施設CMSPの卒業生たちで作るチーム「Harvest」のメンバーもこの日に合わせてそれぞれの住んでいる場所から10人ほどが集まってくれて、パラサイヨメンバーと一緒に今後の支援について真剣に語り合う場も昨年に引き続き持つことができました。
日本でのイベント参加や寄付やその他の多くの支援でパラサイヨを支えていただいている皆様からの支援を今年もしっかりと支援先であるCMSPのスタッフおよび子どもたちに伝えてまいりましたので、ぜひ今後もパラサイヨの応援をお願いいたします。ありがとうございました。
