こんにちは、パラサイヨのSteveです。
今回は、パラサイヨが支援しているCMSPのクリスマスパーティーの様子をご紹介します。フィリピンの学校は、日本より一足早く12月15日から冬休みに入ります。
毎年、冬休みが始まるとすぐの土曜日には、子供たちのためのクリスマスパーティーが開催されます。このパーティーが終わると、子供たちは徐々に親元や身内の元へ戻っていきます。
CMSPでは、子供たちが主導する委員会がクリスマスパーティーを企画します。このイベントには、ハウスデコレーション、ランタン作り、パフォーマンスという3つのコンテストがあり、それぞれに賞品が用意されており、子供たちは一層の熱意を見せます。
「ハウスデコレーション」では、子供たちが生活する住居、つまり「ハウス」を華やかに装飾します。各ハウスには約10人の子供たちと「ハウスペアレント」と呼ばれるスタッフが共に暮らし、その共有エリアを飾り付けます。各ハウスごとに個性があり、子供たちの創造性が光ります。
次に「ランタン作り」のコンテストでは、各ハウスが2つずつランタンを制作します。これらは主にリサイクル素材から作られ、1つは伝統的な形、もう1つは斬新なデザインで競います。
最後に「パフォーマンス」では、子供たちがグループに分かれ、ダンス、演劇、影絵などのパフォーマンスを準備し、当日に披露します。特に上級生が中心となり、小さな子供たちに指導を行います。
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これらのコンテストの審査はCMSPの代表や当日訪問するゲストが担当します。私自身も審査員を務めた経験があり、どの作品も素晴らしく判断は難しいものです。
この楽しいイベントを通して、子供たちは単なる楽しさ以上のものを得ます。チームワーク、創造性、そしてリーダーシップの重要な価値を学び、互いの才能と努力を称賛する大切な機会となるのです。
パーティーが終わると、賑やかだったCMSPはひっそりと静まり返ります。家族と過ごすことができない子供たちは、施設に残り、静かな日々を送ります。一方、家に帰った子供たちは新年に戻ってきて、家族との思い出や経験を共有します。しかし、CMSPに残る子供たちには、そうした新しい体験がないのが現実です。
しかし、今年は違います。パラサイヨのメンバー数名が、これらの子供たちと共にクリスマスを過ごすことになりました。この特別な時間を、彼らと共有し、新たな思い出を作ることで、CMSPに残る子供たちにも喜びと温かさをもたらすことを期待しています。
この貴重な経験の様子は、次回の現地レポートでお届けします。どうぞお楽しみに。
最後に、フィリピンのクリスマスは、家族や共同体との絆を深める大切な時期です。私たちパラサイヨは、児童養護施設の子どもたちが温かいクリスマスを過ごせるよう、クリスマスのシーズナルパートナー寄付を12月24日（日）まで募集しております。
【Be a Santa for Children - フィリピンにいるこどもたちのサンタになってみませんか🎅🏻】
