ボランティアの種類と、その関わり方について

ボランティアには災害などが起こったのちに注目が集まることが多いかと思います。例えば、台風や地震などの天変地異や、事故などの救助の際に初めてボランティアとしての関わり方を知り、ボランティアに参加される方もいます。

一方で日常的にボランティア活動に関わっている人たちも多くいます。私もそのうちの一人で、平日は一般社会人としてデジタルマーケティングのコンサルタントとして仕事をしています。

もともとボランティアの語源はラテン語にあり、戦争へ行く際の“志願兵“という意味合いがありました。時世にあわせてボランティアの意味合いも変化しさまざまな種類に枝分かれしていきました。現代のボランティアの意味合いは、自分から意思を発揮して能動的に何かを無償で行うために組織などに所属する際に使われていることがあります(おそらく現代では無償というよりは非営利ととらえる方が適切な気がします)。

道端で募金を集めている人たちもボランティアですし、募金をする人たちもボランティアです。ネットを駆使しクラウドファンディングのようなプラットフォームを利用して寄付をおこなうこともボランティアの種類のひとつです。また、私のように自分の時間をみつけてこのブログ記事を”自ら“書くこともボランティアへの関わり方へのひとつです。

日本では“無償で肉体的な仕事を自ら行う”、というイメージの強いボランティアですが、その他に様々なボランティアが存在しています。本記事ではよく目にするボランティアの種類から、日本ではあまり目にすることのないボランティアの種類と関わり方についてご紹介します。

ボランティアの種類と関わり方

日本で目にすることが多いボランティアに、災害などの緊急性が発生したためにおこなうボランティアや、発展途上国のボランティアなどさまざまな種類があります。

  • 環境ボランティア:環境ボランティアとは、文字通り環境の保護や保全活動に従事する種類のボランティアです。例えば、環境の管理、監視、絶滅危惧種の動物の保護、環境保全活動などさまざまです。テレビで見ることもあるとは思いますが、四川省のパンダ保護区なども存在しており、海外からのサポートやボランティアなどを受け付けています。
  • 緊急時ボランティア:緊急時のボランティアは主に災害などの際に非常に重要な役割を果たすことが多くあります。洪水、地震、飢饉、ハリケーン、津波、などさまざまな天災に起因することが多くあります。緊急時のボランティアはNGOや政府、国連などによって展開されることがあります。
  • 教育的なボランティア:国によっては教育システムが整備しきれていない国、地域が存在するため、海外私的な財団が運営を手助けするようなこともあります。また、英語圏の大学生がTEFLなどを持ち英語を教えるために海外を回ったり、日本では日系人のいる地域、国でその子孫に日本語や日本の文化を伝えに行く、などのボランティアも存在しています。
  • 発展途上国でのボランティア:近年最も人気、注目を浴びている種類のボランティアの一つです。大学生や、大学院生などが海外のコミュニティや組織と連携をして、その地域ならではの課題を解決するためにボランティアを行います。例えば、児童養護施設や孤児院での活動、医療的な活動、NGOのサポート、などを通じて該当コミュニティに海外からの先進的なスキルや知識を伝えることです。

また、上記のようなタイプのボランティア以外にも日本では一般的に知られていませんが、下記のようなボランティアもあり、その関わり方もさまざまです。

  • 企業ボランティア:日本ではそこまで知られていませんが、外資系企業にみられる企業が率先してボランティアをおこなうことです。例えば、企業が大きな市民マラソン大会を運営し、そのためのスポンサーグッズを提供、場所を提供するなどし、その運営収益金を寄付します。また、海外のFortune500の企業では、勤務時間中に一定時間ボランティア活動をすることを許されています。
  • コミュニティボランティア:地域ボランティアといわれるもので、日本ではそこまでメジャーな種類のボランティアではありません。しかし、町内会での集会や町内会の支援、後援、などもボランティアということができるかもしれません。

このように様々なボランティアが存在しています。また、このような種類やタイプにはまらないようなボランティアも存在しますし、上記のタイプが組み合わさったようなボランティアも多数存在しています。

もしもあなたがボランティアに興味を持っている場合は、自身の向いているエリアや興味のある分野でボランティアを始めることがよいのかもしれません。また、義務的に、また自発性がなくなる場合、がんばらなくては、と思う場合は長期的に活動をおこなうことが難しくなるため、興味をもてて楽しく長く続けられるボランティアの種類と仲間を見つけるほうがよいかもしれません。

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