ボランティアへの参加などに興味を持っている方達からよく聞かれる質問に「参加している人達のはどういう人達なんですか?」というものがあります。
年齢に関していうと、このブログ記事を書いている私は30代、記事の編集に当たっているメンバーも30代、またシステムを管理しているメンバーは20代、など様々な年齢層の人達がいます。また、ブログのような団体の運営活動以外の活動に参加してくれている他のメンバーも幅広く、高校生から子育てが終わった50代のお母さんとその子供達、など私達の活動に関わってくれるメンバーや参加者達の年齢層はとても幅広いです。
そのため参加者の職業も様々で、大手の商社勤務のメンバーや、メーカーのセールスマン、マーケターやシステムエンジニア、企業の経営者、大学院生、看護師、保育士、税理士、ファイナンシャルプランナーなどが所属し、メンバーや参加者達が自分たちの意志で活動をサポートしてくれています。
参加メンバーの数も多いため、メンバーがお互いにどのような仕事をしているかしらずに、ある日突然同じ会社や業界だったことがわかる、ということもよく起きます。今回はパラサイヨメンバーを大きく3つに分けて、紹介していきます。
(1)一番年齢の若い参加者たちである学生メンバー
学生メンバーのほとんどは10代や20代前半の関東近郊や都内の大学生や大学院生です。パラサイヨの立ち上げ当初の参加メンバーのほとんどは大学生でした。
そのメンバー達が社会人となり、子供達が好きであったりボランティアに興味をもつ大学生などを集い、現地の児童養護施設へ訪問し行なった子供達向けプロジェクト「CEOプロジェクト(Chief Educational Officer)」に参加したことがきっかけで、メンバーになっている10代20代の参加者がほとんどです。
学生メンバーが私達パラサイヨに参加するきっかけとなった「CEOプロジェクト」とは、社会貢献や国際ボランティアに興味のある学生が、フィリピンの児童養護施設にいる子どもたち対して教育プログラムを考えて、現地で子どもたちプロジェクトを実施し、社会人メンバーや外部の有識者などに対して発表報告を行うパラサイヨ独自の学生向け(ボランティア)インターンシッププログラムです。
実際に支援先に足を運び教育プログラムを実践してみることで、子ども達たちのために何かをし、来年に向けてさらに何かをしたい、いう気持ちが生まれているようです。大学などでは経験することが少ない新しい経験をできることが学生メンバーの活動の原動力となっているのかもしれません。
(2)さまざまな職業・職種の参加者たちである社会人メンバー
参加人数も一番多く、パラサイヨの中心となっているのが20代半ばから30代の社会人メンバーです。社会人としても多忙な時期ではありますが、好奇心にあふれ、成長意欲の強いメンバーたちが、国内のイベント企画や当日運営から団体の運営活動までの全てをリードしています。
社会人としてのもっている日常のスキルやコネクションなどを活かし、さらに異業種のメンバー同士が様々なアイデア出しを行いチャリティイベントを行い、高い満足度と、協賛を頂きながら寄付金となるイベント収益金を集めさせていただく、ということを実現しています。
土日イベントの多いパラサイヨに参加する社会人メンバーは、平日の夜の仕事が終わった後に定期的にミーティングを行い企画を練るなどしており、それらのミーティングは社会人メンバーにとっては仲間と集まるという意味でもとても楽しみな時間ともなっています。
(3)家族ぐるみで参加することが多いファミリーメンバー
学生メンバーや社会人メンバー以外にも、自分の家族と一緒に参加をしてくれるファミンリーメンバーと呼ばれるメンバーもいます。他の社会人メンバーとはちがう家族の視点で、子供向けや親子向けのイベントを企画したり、ママたちの集まれる日中を活かしたものづくり活動など社会人メンバーの活動できない時間を有効に使ってフォローしてくれるような活動を実施しています。
以前は社会人メンバーとして活躍していたメンバーが、結婚や出産を機に活動方法を変化させて、もっと幅広い活動をするために集まったメンバーたちです。私達の支援先であるCMSPという児童養護施設にいる子ども達のことをママ目線で一番理解してくれるメンバー達でもあります。
「なぜ仕事や学校や子育ても忙しい中で、さらに忙しくなる活動をしているのか」という質問がよくありますが、学生メンバー、社会人メンバー、ファミリーメンバーの中に所属していても一人一人の活動理由やきっかけは様々です。
そのためお互いに価値観や生活環境も違うため、フィリピンの子どもたちを支援するという同じ目標があってもお互いの意見を尊重するために朝までお互いに意見するということもあります。年齢を重視せずに平等に意見することも日常茶飯事で、そのような社会生活における「枠」にとらわれない仲間同士の切磋琢磨や、熱い交流も参加しているメンバーにとっては魅力的なのかもしれません。そのうち小学生メンバーやシニアメンバーまでが新たな目線をもって活躍してくれる日もすぐにくるかもしれません。